今日のよいち!

多分声優の話をします

true tears 感想

はじめに

dアニメで配信が始まったのでついに見ました。
評価60点の視点で見た感想です。
多分にネタバレ含みます。

anime.dmkt-sp.jp

キャラクター

TVアニメ「true tears」公式サイト

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主人公らしきメルヘン野郎。なぜモテるのかさっぱりわからない。

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メインヒロイン。好き。

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高いところが好きな人。

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不幸な星の下に生まれ不幸を背負わされた被害者。

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物語を荒らすためだけに出てきたシスコン。

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なぜメイン顔してるのか不明。

内容について

石動乃絵が初っ端から電波をかましてきて,ここで振り落とされると一切楽しめない。
何でここまで奇特なキャラクター設定にしたのか僕にはその魅力がわからないです。
平たく言えば、
石動乃絵は高みを目指す人に憧れを抱いており、
自身も(物理的に)高みを目指すメルヘンな部分があったが、
最後には自分の脚で一歩ずつ歩くことを決心するお話。
作中において涙が流れるのは「心が震えるとき」と定義し、
眞一郎と別れるときではなくEDで一人涙を流しているシーンは正直よかったです。
きっと乃絵にとって眞一郎が比呂美を選ぶことは本人たちよりも前にわかっていたことなので、
面と向かって涙を流すことはなかったのでしょう。
そして時が経ち,
雪が融けたことでもう崩れてしまった眞一郎との思い出の石を見つけ,
そこで初めて涙を流す。
その涙は後悔や失恋によるものではなく、
上を見上げた天に近く気高い涙――――。
これを書いている間に評価が10点上がったので70点です。

結末としては,
選ばれたのは比呂美だったのでとりあえずノルマ達成です。
この比呂美も結構キワモノで、
僕の感想としては「裏表のない(真っ黒な)素敵な人」です。
ただし本人も眞一郎が絡むと「どんどん嫌な人になってく」ことを自覚しているため、
リアリティがあり()共感できる()ヒロインです。
特に、純に無理を言って雪の中バイクを出させ、 案の定事故って炎上したバイクで暖を取るシーンはギャグかよってレベル。
そして心配して駆けつけた(当時乃絵と付き合っていた)眞一郎に抱きしめられてヒロイン面はやりすぎ。
でもえっちだから全部許す。
マジでえっっっっっっち!

改善してほしかったところ

・キャラ(特に乃絵)があまりにぶっ飛んでいるため、慣れるまで内容が頭に入ってこなかったところ ・石動派と比呂美派が(絶対に)わかりあえないところ

ここで恋愛物の傑作であるところの『とらドラ!』と比較すると、
とらドラ!が仲良しグループ内での多角関係で話が進んでいたのに対し、
true tears は主要人物同士の仲は別によくないため、
終始おもしろいギャグパートが存在しません。
そして何より致命的に、
登場人物の仲がよくないため抜け駆けによる罪悪感や葛藤がほぼ一切存在しません。
つまりヒロイン同士の心の駆け引き(あるいは譲り合い)がないため、
一旦片一方のヒロイン視点になってしまうと、
もう一方のヒロインに感情移入することはほぼ不可能なように思えます。
現に僕は比呂美一筋だったので「もしこのア○ペとくっついて終わったら画面粉砕してやる」という覚悟でしたし、
逆に乃絵派は「何でこの腹黒選ぶのか意味わからん」って感じだったのではないでしょうか?
そして愛子については何一つ感想がありません。
ちなみに僕はみのりん派ですが大河派とも亜美ちゃん派ともわかりあえる所存です(実際にはわからん)。
「この緊張感こそリアリティがあって好き」という意見もあるのでしょうが、
恋愛物においては両ヒロインに感情移入できてこそ何倍も見応えがあるように思えます。

見てよかった作品ではあると思いますが、
身近にtrue tears好きがいなかったのもあり、
こんなに癖のある作品がなぜここまで評価されているのか正直わかりませんでした。

最後に

名塚佳織さん最高。
ストパンOVAでリーネちゃんのおねショタがあって最高を迎えた。