今日のよいち!

多分声優の話をします

相棒 season 15 最終回の感想

はじめに

今月頭に相棒 season 16 の放送が発表されたので、
積んでいた相棒 season 15 を見た。
www.tv-asahi.co.jp

感想

正直に言って退屈だった。

ストーリーは相棒 season 13 の一話

www.tv-asahi.co.jp

がベースになっているが、
そんな話を覚えている視聴者は少数だろうし、
見ていて出だしから不安だった。

物語の序盤は冠城と青木、そして当事者の社が
それぞれ秘密を抱えている(ことを視聴者に明らかにしている)中で、
何も知らないのは右京さんだけという状態で物語が進んでいくのは目新しさがあった。

ただし、右京さんは早々に記事の写真や前述の事件の違和感から捜査の糸口を掴んでおり、
その着眼点はさすがといったところ。

話題(問題)の

右京「想像が及ばないのならば、黙っていろ!」
冠城「右京さん、あなた、何様だ」

のシーンはやはり違和感が拭えない。
というのも、右京さんの「暴走する正義」は自他共に認めるところであるため、
冠城に指摘されたところで今更激昂するとは思えないからである。
冠城が裏で工作していたからと思えなくもないが、
過去に神戸くんやカイトくんも裏があったわけだしこれも激昂する理由としては弱いと思える。

そして物語は特に解決することなく、 火種を残したまま一旦沈静化したのであった。

最大の問題点

今回の話が退屈だった最も大きな理由は、
視聴者が得た真相 (or 新たな陰謀) が何もない
ことだと思う。

社や青木、甲斐峯秋が怪しいのは今まで散々視聴者に匂わせてきたことであり、
今回やっと真相に近づくかと思いきや、
実際にやったことと言えば「視聴者にとって既知の事実が杉下右京も知るところになった」だけである。

最後に、冠城が次の震源は外部かもと示唆したり、
内閣が写ったりと物語の進展を示唆するシーンがあったが、
これ以上風呂敷を広げて解決する気があるのだろうか……

ただし、最後に右京さんが特命係の部屋で一人笑みを浮かべていたように、
冠城との一筋縄ではいかない仲がどうなるのかは楽しみである。

青木について

今回の事件の発端は青木だったわけだが、
事件は青木も思っていなかった方向に進んでしまい、
特命係にも警察にも大したダメージを与えることが出来ないまま事件は沈静化させられてしまった。

社の後ろ盾の大きさが改めて示されてしまったことで、
より一層青木の小物さが際立ってしまったわけだが……頑張れ、青木。

最後に

ここまで文句ばっかりだったが、
僕はコメディシーンが入った一話完結の話が好きなので
なんだかんだ season 16 も楽しみ。
よろしくお願いします。

相棒劇場版Ⅳは、細かいところはともかく、
強いメッセージ性があって感動した。 www.aibou-movie.jp