今日のよいち!

多分声優の話をします

『サクラノ詩』メモ

はじめに

サクラノ詩』プレイ後のメモ.

作品のテーマ

死と芸術

芸術は自然を模倣する
――― アリストテレス詩学

「死」もまた自然の摂理である.
彼ら芸術家は,「死」と向き合うために筆を執ったのであろう.
『横たわる桜』や『櫻七相図』,これらはきっと,彼らの心象スケッチ.

たゞたしかに記録されたこれらのけしきは
記録されたそのとほりのこのけしきで
それが虚無ならば虚無自身がこのとほりで
ある程度まではみんなに共通いたします
(すべてがわたくしの中のみんなであるやうに
みんなのおのおののなかのすべてですから)
――― 宮沢賢治春と修羅

世界とは?自分とは?
自らが感ずるものとは?
作品に詰め込んだ一瞬は,それを見る者にとってどのように映り,何をもたらすだろうか?

「幸福の先への物語」

ふわふわの櫻の森で世界が鳴った
美しい音色で世界が鳴った

世界は理不尽かもしれない.
それでも彼らは歩み続ける.

多くのものを失って,
やっと自分を振り返り,
そして「幸福」の在り方を知る.

死・哀悼・絶望

『ZYPRESSENの花束を』

ZYPRESSEN 春のいちれつ
――― 宮沢賢治春と修羅 (mental sketch modified)』

白い少女と櫻の芸術家から見た ZYPRESSEN はどのように映るのか.
この二人の在り方こそが,芸術家としての幸せであり,
芸術の本質であると思える.

最後に


氷川里奈
夏目藍